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鳳 車 輛 ス テ ッ カ ー 使 用 上 の 注 意
c a u t i o n s
鳳車輛の通常商品においては説明書を付属させ、簡単な使用上・保管上の注意を喚起しておりますが、通販限定品、ジャンク品、OEM供給品等の他、他キットメーカー付属ステッカーにおいても、弊社と同じ印刷方式を採用する所が増えております。従ってこれらの製品においては、ステッカーの特性が理解されないままユーザーに利用され、誤った使用によるステッカーの品質低下等の影響を及ぼす恐れがあります。この様なケースを少しでも防ぐ必要から、ここで少し詳しく説明させて頂きます。「はりかた」も合わせてご覧下さい。

1. ステッカーの切り出し
基本的に通常のステッカー同様、よく切れるカッターやデザインナイフで切り出します。サボ等の四角いものは定規を使用して正確に切り出しましょう。曲線の多いものは大きく切り出し、別のラベル用台紙等の上に一旦置いて、少しずつ余白を削除していくのが無難です。円状のものは4分の1ずつ扇を描く様に切り出すと良いでしょう。ヘッドマーク等の場合は、薄い金属板や透明プラ板等に大きく切り出したシールを張り、油目の金工ヤスリで慎重に形を整えると綺麗に仕上がります。尚、ステッカーの材質と厚さから、革用ポンチの利用はお勧めしません。

2. ステッカーの貼付(ちょうふ)
鳳車輛製のステッカーはスケールを厳守し、対応車両に寸法を合わせる様な事は全く行なっておりません。これは、実物では同じ方向幕でありながら製品によって大きさが異なる状況から、唯一の拠り所を実物寸法に求めた事によるものです。従って、製品とステッカーのサイズが著しく異なる場合は、前もって不要なコマを使ってサイズの確認を行なって下さい。特にHゴムをガラス側に表現した製品は、ガラス面積が著しく小さくなる傾向にあります。場合によってはHゴムの表現を無視して張った方が見栄えが良い事もあります。
貼付後はバーニシャーやガラス棒、先を柔らかくした爪楊枝等を使ってよく密着させて下さい。ただし、ステッカーの表面は柔らかく、尖ったもので擦るとスジが残りますのでご注意下さい。

3. ステッカーの保管
変色・褪色の恐れがありますので、ビニール製品、消しゴム、薄め液等との接触は避けて下さい。
また、KATOのHO電車用ケース(ボール紙器+発泡スチロール)の底に入れて保管していた所、赤っぽく変色したという症例があります。この事から、有機成分の濃い空気中に長期間密閉保管するとやはり変色する恐れがあります。
貼付した上からクリアー塗料を吹き付ける事はお止め下さい。実際、弊社製の方向幕ステッカーにグンゼのスーパークリヤーを吹き付けた所、溶剤成分がシールの膜面に浸透し、若干のニジミが発生しています。ステッカーの上からクリヤー塗装を施しても、剥離防止にはなりえませんので、クリヤー塗装を終えてから貼付される事をお勧めします。また、塗装して間も無い状態では、塗料の溶剤成分が完全には揮発しきっていません。そこへステッカーを張って車両ケースに長期間密閉保管しますと前述と同様の変色をきたす可能性があります。
※ 面白い事に、薄め液を含ませたティッシュペーパー等でステッカー表面を拭くと、褪せ易い色から抜けていきます。この特性を逆手にとって、看板等の褪色表現に利用できるかもしれません。

2002 鳳車輛製造