2000.09.10 杉本町〜浅香

513 381系方向幕(くろしお篇)
381系(日根野)

ステッカー1枚入・説明書付き
本体¥1,000- 税込¥1,100-


愛称幕はHゴム表現つき

日根野電車区381系の前面愛称幕と側面方向幕のセットです。

1978 年10月(ゴーサントー)の紀勢本線電化で「くろしお」に投入された381系は先頭車を非貫通構造とした100番代とされ、振子式独特の側面、低重心構造 独特のすっきりした屋上と合わせて、素晴らしいまでに洗練された優雅なデザインになりました。黒潮の波をあしらったヘッドマークは滑らかな381系フォル ムによく似合い、それまでのディーゼル特急の野暮ったいイメージを見事に払拭しました。民営化後に登場した幾多の振子式特急車両と比しても、あの優雅さに 適うデザインはいまだ産まれていない気がいたします。

本製品は旧い設計の製品でありながら印象把握に優れたTOMIX製品に対応し、愛称幕のHゴム表現のない同製品にそのまま使える様、擬似的に愛称幕のHゴム表現を施しています。

内容

前面愛称幕
(白ゴム)
9種1両分

くろしお、はんわライナー、しらはま、やまとじライナー、スーパーくろしお、マリンくろしお、シュプール、リゾート白馬アルプス、高速試験車

前面愛称幕
(黒ゴム)
12種1両分

くろしお、はんわライナー、しらはま、やまとじライナー、スーパーくろしお、マリンくろしお、シュプール、リゾート白馬アルプス、回送、試運転、団体、臨時

側面方向幕
L特急くろしお
10種4両分

天王寺、和歌山、紀伊田辺、白浜、周参見、紀伊勝浦、新宮、JR難波、新大阪、京都

側面方向幕
はんわライナー
1種4両分

天王寺-和歌山

側面方向幕
特急しらはま
2種4両分

京都、白浜

側面方向幕
やまとじライナー
3種4両分

湊町-木津、JR難波-木津、大阪-加茂

側面方向幕
特急スーパーくろしお
5種4両分

京都、新大阪、天王寺、白浜、新宮

側面方向幕
特急マリンくろしお
4種4両分(海/山)

京都-新宮、大阪-白浜、大阪-新宮、天王寺-白浜

側面方向幕
急行シュプール
1種4両分(海/山)

南小谷-姫路

側面方向幕
急行リゾート
1種4両分(海/山)

南小谷-姫路

側面方向幕
1種3両分

試運転

くろしお
もともとは天王寺〜名古屋間(紀勢線経由)のディーゼル特急として1965年3月よりキハ80系で運転開始され、72年からは「ブルドッグ」キハ81も加 わりましたが78年の新宮電化により新宮以東は南紀として分割されました。89-7改正からは天王寺駅構内短絡線の完成により新大阪への直通を開始してい ます。
はんわライナー
1984年に天王寺〜日根野間で運転開始された関西初の通勤ライナー「ホームライナーいずみ」を86-11改正で和歌山まで延長し、本愛称に改めたもので す。末期は貴重となった特急色381系6連の定期運用として注目を集めていました。2011年3月に廃止。
しらはま
民営化直後の1987年9月から88年3月まで開催された「ふれ愛紀州路キャンペーン」にて、京都〜白浜間を奈良線・阪和貨物線経由で運転された「ふれ愛 紀州路」を前身とし、88-3改正より臨時特急として同じルート・停車駅で運転開始しますが、89-3改正にて運転終了、京都系統は天王寺駅短絡線の開通 とともに誕生するスーパーくろしおに受け継がれます。
やまとじライナー
1988-3改正で誕生、朝は木津→湊町1本、夜は大阪→加茂2本という運行形態でした。2009-3改正で平日のみ運転となり、2011-3改正で廃止されました。車両ははんわライナーと同じ381系特急色の6連。
スーパーくろしお
1989-7改正の天王寺駅構内短絡線の完成と同時にパノラマグリーン車クロ381形が登場、これを連結したアコモ編成を用いた列車は「スーパーくろし お」を名乗りました。京都発着は本愛称に限られ、前述の「しらはま」の需要を受け継いでいます。2012-7改正で「くろしお」に統合され消滅しました。
マリンくろしお
全車指定席の夏季海水浴臨時特急「マリン」シリーズの一端として、1993年に登場。特急色の381系9連が京都まで乗り入れました。また大阪発は環状線 ホームから発着する特急として注目されていた様です。93年の写真を見ますと先頭車乗務員扉直後に「マリン」のロゴマークが張られていますが、翌年には張 られていなかった模様。
シュプール
関西発長野方面行のシュプールというとキハ181系や485・583系による北陸線経由のイメージですが、1995年7月大糸線水害による長期不通の影響 で、「シュプール白馬アルプス」のルートが中央西線回りとなり、96〜97年にかけて381系モノクラスの6連が用いられました。
リゾート白馬アルプス
上記シュプールの夏臨版として走った「リゾート白馬アルプス」です。こちらはキハ181系用のデザインを引き継いでいます。
高速試験車
1968-10(ヨンサントウ)以来120km/hであった在来線の最高速度を向上すべく、1982〜86年にかけて381系を用いて様々な現車試験が行 われました。このうち有名なのは84・85年に行われた高速度試験で、湖西線安曇川〜永原と中央西線高蔵寺〜坂下間(85年のみ)で行われ、最終的に 179.5km/hをマークしています。
種別表示
民営化後、いつの間にか(少なくとも1999年頃までは白幕でした)前面愛称幕の種別表示が反転幕となっています。その後西日本独自のロゴ+英字付きのも のに交換されました。ただし全数ではなく、晩年もこの反転幕のままだった車もいた様です。
 


2011.03.09 天王寺

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